「フリーサイズって書いてあるし、大丈夫でしょう」
私も最初はそう思っていました。ウィッグ選びで見るのは、長さと色と値段だと思っていたので。
でも坊主は、髪のボリュームでごまかす余地がありません。地毛がある人なら数センチの差は髪が吸収してくれますが、坊主は頭のサイズがそのままウィッグに出ます。
大きければ浮くし、小さければ頭が痛くなる。どちらも、かぶってから気づきます。
必要なのはメジャー1本と、5分です。測る場所は3か所だけ。
必要なもの
- メジャー(やわらかいタイプ)
- 鏡(できれば三面鏡)
- メモ用紙
メジャーは100均でも手に入る「裁縫用メジャー」がベストです。
ステップ1:頭囲を測る
ウィッグ選びで一番大事な数値は、頭囲です。
測り方
- メジャーの「0」をおでこ中央にあてる
- おでこの生え際があった位置(眉から指4本分上)を通る
- 耳の上を通る
- 後頭部の出っ張った部分を通る
- 一周してメジャーの「0」に戻す
地毛がある人は地毛の上から測りますが、坊主頭は頭皮に直接メジャーをあてることになります。 これでウィッグが当たる本当のサイズが測れます。
ステップ2:頭頂部から後頭部までの長さを測る
つむじ位置の確認のために、もう1つ測ります。
測り方
- メジャーの「0」をおでこの生え際があった位置にあてる
- 頭頂部を通る
- うなじ(首と頭の境目)まで測る
この長さでつむじが頭頂部のちょうど真ん中に来るかが決まります。
ステップ3:耳から耳までの長さを測る
横幅の確認です。
測り方
- 片方の耳の上にメジャーの「0」をあてる
- 頭頂部を通って反対側の耳の上まで測る
これでウィッグが横幅にフィットするかがわかります。
サイズ早見表
測った数値を、ウィッグの一般的なサイズ表記と照らし合わせます。
| 頭囲 | サイズ表記 |
|---|---|
| 53〜55cm | XS |
| 55〜57cm | S(やや小さめ) |
| 56〜58cm | M(標準) |
| 58〜60cm | L |
| 60cm以上 | XL/オーダー |
坊主×ウィッグの場合、髪が短い分、頭囲がそのままウィッグサイズになります。
地毛がある人は「測定値+1〜2cm」が目安ですが、坊主頭は実測値で選んで大丈夫です。
迷ったときは、どちらに寄せるか
基準は実測値です。そのうえで最後まで迷ったら、大きいほうに寄せてください。
理由は、後頭部のアジャスター(調整紐)が縮める方向にしか効かないからです。
- 少し大きい → アジャスターで詰められる
- 小さい → どうにもならない
小さすぎるウィッグは締め付けで頭が痛くなりますし、長時間つけていられません。買い直すしかなくなります。
ただし、大きすぎれば浮きます。実測値〜プラス1cmに収めるのが現実的な着地点です。
サイズが原因の頭痛については「頭が痛くならないウィッグはどれ?選び方と対策」にまとめています。
サイズが合っていないとどうなるか
サイズが合っていないウィッグを使うと、こんなトラブルが起きます。
大きすぎる場合
- 浮く
- ズレる
- つむじが後頭部にずれる
- 強風で吹き飛ぶ
小さすぎる場合
- 締め付けて頭痛
- うなじが上がりすぎて短く見える
- 長時間着けていられない
どちらも困りますが、小さすぎるほうが取り返しがつきません。大きいのはアジャスターで詰められますが、小さいのは広げられないからです。
ウィッグごとに「実寸」を確認
「Mサイズ」と書いてあっても、ブランドによって実寸は違います。
商品ページに必ず実寸表記(cm単位)があるので、自分の頭囲と照らし合わせてください。
| 自分の頭囲 | 選ぶ実寸 |
|---|---|
| 55cm | 55〜56cm |
| 56cm | 56〜57cm |
| 57cm | 57〜58cm |
自分の頭囲ちょうど〜プラス1cmの実寸を選ぶのが、ベストフィットの目安です。
季節による微調整
意外と知られていないのが、季節でも頭のサイズは少し変わることです。
| 季節 | 変化 |
|---|---|
| 夏 | 汗で滑りやすく、ズレやすい |
| 冬 | 帽子と併用するため、薄手のキャップが必要 |
夏は普段より少しきつめ、冬はインナーキャップの厚みを計算してやや余裕を持たせるのがコツです。
まとめ:3つの測定値を覚えておく
| 測定値 | 用途 |
|---|---|
| 頭囲 | ウィッグサイズの基準 |
| 額〜うなじ | つむじ位置の確認 |
| 耳から耳 | 横幅のフィット感確認 |
この3つさえメモしておけば、ネット通販でも安心してウィッグを選べます。
サイズ測定は、ウィッグ生活の土台
ウィッグの「自然さ」を決めるのは、素材でもブランドでもなく、サイズ感です。
どんなに高品質なウィッグも、サイズが合っていなければ浮きます。 どんなに安いウィッグも、サイズがぴったりなら自然に見えます。
サイズを測ることは、ウィッグ生活のスタート地点。
5分で終わる作業なので、最初のウィッグを買う前に必ず済ませてください。
サイズ以外のチェックポイントは「失敗しない!初めてのフルウィッグ選び「3つのチェックポイント」」に、装着のコツは「30秒で完了!超速・装着メソッド」にまとめています。